目次 1.ロボットケーブルの耐久試験試験 - ロボットケーブルの耐久試験について - 大電にて保有する試験機のご紹介 2.ロボットケーブルの屈曲寿命算出 - 寿命シミュレーションソフトのご紹介
ロボットケーブルの耐久試験
ロボットケーブルの耐久試験について
ロボットの過酷な動作に対応できるようロボットケーブルには屈曲性・捻回性が必須です。
そのためロボットケーブルを選定する際、屈曲性・捻回性の評価が重要となります。
屈曲性・捻回性を評価するために、大電ではお客様からのご要望に応じて耐久試験を実施しております。
大電にて保有する試験機のご紹介
大電では用途に応じた3種類の試験機を保有し、耐久試験を実施しております。それぞれの試験機については下記記載の通りです。
①左右屈曲試験
ロボットケーブルを±90°曲げて耐久性を評価する試験です。
〈試験機情報〉
保有台数 :26台
対応可能な曲げ半径(曲げR):5mm~120mm
〈試験実施にあたり必要な情報〉
・曲げR
②捻回試験
ロボットケーブルをご要望に応じた角度に捻じって耐久性を評価する試験です。
〈試験機情報〉
保有台数 :29台
対応可能な角度 :±45°~360°
対応可能な固定長 :~1,000mm
〈試験実施にあたり必要な情報〉
・捻回角度
・固定間の距離
③U字曲げ試験
ロボットケーブルをケーブルガイドに配線し動作させ耐久性を評価する試験です。
〈試験機情報〉
保有台数 :22台
対応可能な曲げR :~150mm
対応可能なストローク :180mm~15,000mm
〈試験実施にあたり必要な情報〉
・ケーブルガイドの内高さ・外高さ
(もしくはケーブルガイドの型式)
・ストローク
・最大加速度

ロボットケーブルの屈曲寿命算出
寿命シミュレーションソフトのご紹介
試験機でロボットケーブルの耐久性を評価する場合、試験の条件によってはかなりの時間を要することもございます。
大電では長年蓄積された試験データや材料ごとの基礎データをもとに、寿命シミュレーションソフトを開発しました。
このソフトを活用することで、ロボットケーブルの寿命を短時間でかつ高い精度で算出することができます。
(算出したシミュレーション結果は保証値ではなく参考値となります)
~シミュレーションの流れ~
①寿命算出する条件をお客様からヒアリング
お客様から「ロボットケーブルの仕様」と「ロボットケーブルを使用する条件」についてヒアリングします。
①ロボットケーブルの仕様
- 定格温度(80℃、105℃、その他)
- 規格(UL、cUL、その他)
- ご希望のケーブル・サイズ、シールド有無
- 定格電圧(30V、300V、600V、その他)
②ロボットケーブルを使用する条件
- 左右屈曲試験の算出の場合・・・曲げR
- 捻回試験の算出の場合・・・捻回角度、固定間の距離
- U字曲げ試験の場合・・・ケーブルガイドの内高さ/外高さorケーブルガイドの型式、ストローク、最大加速度

②大電にて入力
大電にてお客様からヒアリングした情報を入力します。

③寿命算出!
ロボットケーブルの寿命が算出されます。
如何でしたでしょうか。
上記記載の通り、大電ではお客様のご要望に応じ耐久試験と、ロボットケーブルの寿命算出を承っております。
ご希望の方はお気軽に下記お問合せページよりご連絡下さい。