ロボットケーブルに関しては、各社様々なシリーズをラインアップしており、最適なケーブルを探すのに悩まれている方は多いかと思います。
今回は大電がオススメする3つのシリーズをご紹介します。
ロボットケーブルの選定に迷われている方、ロボットケーブル初めての方は必見です!
目次 1.オススメシリーズ3選をご紹介 - RMDHシリーズ - RM205シリーズ - RMFEVシリーズ 2.オススメシリーズまとめ
オススメのシリーズをご紹介
ロボットケーブルを製造するメーカーは日本だけでも大電含め複数社存在し、各社様々なシリーズをラインアップしております。
大電も特長別に20種近くロボットケーブルのシリーズをラインアップしておりますが、見た目も全て同じで、「どのケーブルを使用したらいいかわからない、、、」といった方も多いかと思います。
数あるシリーズの中から、大電がオススメする3つのシリーズをご紹介します。
RMDHシリーズ

1つ目にオススメするのは、RMDHシリーズとなります。
このRMDHシリーズの大きな特長は「細径」になります。
業界でもトップクラスの”細さ”を実現しており、大電のロボットケーブルシリーズでは一番細いシリーズとなります。
どのくらい細いのか。
例えば、AWG23/4Cのケーブルを比較した場合、、、

当社代表シリーズであるRMFEVシリーズの外径が5.2mm、RMDVシリーズの外径が4.5mmに対して、RMDHシリーズは3.8mmと大幅にサイズダウンしております。
4C以外も比較して見てみてみましょう。

ご覧の通り、全ての心数で大幅にサイズダウンしていることが下記グラフで分かるかと思います。
(中でも、2Cについては30%サイズダウン!)
さらに、RMDHシリーズは細さだけではなく耐久性にも優れており、推奨条件下で2,000万回以上の耐久性も有しております。
試験 | RMDHのサイズ・心数 | 条件 | 結果 |
左右屈曲 | AWG20/8C | 曲げR=45mm | 2,000万回以上 |
AWG23/6P(シールド付) | 曲げR=40mm | ||
捻回 | AWG20/8C | L長=200m 捻回=±180° | |
AWG23/6P(シールド付) | |||
U字曲げ | AWG20/8C | 曲げR=48mm | |
AWG23/6P(シールド付) |
細さと耐久性を両立してRMDHシリーズは、、、
「ロボットを小型化したい」
「配線スペースの省スペース化を図りたい」
際に最適です。
▼RMDHシリーズの仕様については、こちらで詳しくご紹介!
RM205シリーズ

2つ目にオススメするのは、RM205シリーズとなります。
RM205シリーズの最大の特長は「耐久性」となります。
大電のロボットケーブルシリーズの中ではもっとも耐久性に優れたシリーズで、厳しい条件でも使用が可能です。
どのくらい耐久性はあるのか。
RMFEVシリーズと比較した試験結果が下記の通りです。

RMFEVシリーズも耐久性に優れたロボットケーブルではありますが、推奨曲げ半径が33d6D(線心径の33倍以上かつケーブル外径が6倍以上)であるRMFEVシリーズの場合、それよりも厳しい条件では断線が発生しております。
対してRM205シリーズの場合、どちらの試験も1億回以上動作させても断線が発生しておらず、非常に優れた耐久性を有しています。
このRM205シリーズの推奨曲げ半径は、推奨曲げ半径は20d5D(線心径が20倍以上かつ5倍以上)となります。

耐久性に大変優れたRM205シリーズは、、、
「屈曲性が求められる機内配線」
等に最適です。
▼RM205シリーズの仕様については、こちらで詳しくご紹介!
RMFEVシリーズ

最後3つ目にオススメするのは、RMFEVシリーズとなります。
RMFEVシリーズの特長は「バランスの良さ」となります。
絶縁材にかたくて滑りの良いETFEを使用し、「耐久性」の他、「難燃」「許容電流」が優れており非常に使い勝手の良いシリーズとなります。
これら特長を持つRMFEVシリーズは、40年以上当社のロングセラー製品で様々なロボットや装置にお使いいただいております。
▼RMFEVシリーズの仕様については、こちらで詳しくご紹介!
オススメシリーズまとめ
今回ご紹介したロボットケーブルシリーズ3つをまとめたものが、下記となります。

如何でしたでしょうか。
今回ご紹介した3つのシリーズは下記より詳細仕様をご確認いただけます。
ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
▼大電ロボットケーブルの特長をご紹介! ※初めての方必見!
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