目次 1.推奨曲げ半径について - 推奨曲げ半径とは? 2.各シリーズの推奨曲げ半径について - RMFEVシリーズ・RMCVシリーズの推奨曲げ半径 - RMDHシリーズ・RMDVシリーズの推奨曲げ半径 3.厳しい使用条件下でロボットケーブルをご使用した場合 - 小R高耐久ロボットケーブル RM205シリーズのご提案
推奨曲げ半径について
推奨曲げ半径とは?
大電のロボットケーブルは耐屈曲・耐捻回を考慮した構造となっておりますが、厳しい条件で使用すると、絶縁体の絶縁割れやシース割れ、線心の座屈が発生する可能性があります。

断線防止の観点から、大電では各ロボットケーブルのシリーズごとに推奨曲げ半径(推奨曲げR)を設定しております。
推奨曲げ半径下で実施したロボットケーブルの耐久試験では、2,000万回以上の結果を確認しております。
各シリーズの推奨曲げ半径について
各シリーズの推奨曲げ半径については、下記記載の通りです。
RMFEVシリーズとRMCVシリーズの推奨曲げ半径
絶縁線心径の33倍以上、かつロボットケーブルの仕上り外径6倍以上

RMDHシリーズとRMDVシリーズの推奨曲げ半径
絶縁線心径の33倍以上、かつロボットケーブルの仕上り外径6倍以上
※Rが40mm以下の場合は、推奨曲げRは40mm

各シリーズのサイズごとに推奨曲げRをご確認頂けます
各ロボットケーブルシリーズの一覧はこちら
厳しい使用条件下でロボットケーブルをご使用したい場合
小R高耐久ロボットケーブル RM205シリーズのご提案
厳しい条件で使用する場合、大電の小R高耐久ロボットケーブル RM205シリーズをご提案します。
RM205シリーズは小さい曲げRでも耐久性を有する大電のロボットケーブルシリーズで、推奨曲げRは
絶縁線心径の20倍以上、かつロボットケーブルの仕上り外径5倍以上を実現しております。

厳しい条件で実施したRMFEVシリーズとの比較試験の結果は下記の通りです。
ケーブル | 試験 | 条件 | 試験結果 |
---|---|---|---|
RMFEV-SB(2517)AWG30/2P | 左右屈曲試験 | R=15mm | 5,000万回断線 |
RM205-SBX(c21885)AWG30/2P | 左右屈曲試験 | R=15mm | 1億回以上 |
RMFEV-SB(2517)AWG24/4P | 捻回試験 | L=100mm ±180℃ | 3,000万回断線 |
RM205-SBX(c21885)AWG24/4P | 捻回試験 | L=100mm ±180℃ | 1億6,000万回以上 |
上記の通り、RM205シリーズは厳しい条件での採用に最適なロボットケーブルとなっております。
詳細については、RM205シリーズの製品ページに掲載しておりますので、是非ご覧下さい。
またその他ご要望ありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。