概要
近年、エネルギー密度の向上による装置の重量やサイズダウン、さらには充電時間の短縮を目的として、バッテリーの高電圧化が進んでいます。電気設備技術基準において、直流750Vを超えるものは「高圧」に区分されるため、蓄電池をはじめとした直流装置で用いられる電線も1500V定格が主流となりつつあります。
区分 | 交流 | 直流 |
低圧 | 600V以下のもの | 750V以上のもの |
高圧 | 600Vを超え7,000V以下のもの | 750Vを超え7,000V以下のもの |
特別高圧 | 7,000Vを超えるもの | 7,000Vを超えるもの |
ポイント① UL認証
世界各国の安全規格の中で最も厳しいとされるUL認証を取得しています。装置の海外輸出の場面では使用される部品にもUL認証が求められるケースは多く、そのニーズにお応えする絶縁電線です。
ポイント② 許容曲げ半径2D(D:電線外径)の優れた柔軟性
電線の曲げ半径を小さくできることから、配線レイアウトの自由度が大幅に向上します。それは、装置・システムの軽量かつコンパクト設計、さらには電線使用長の削減に寄与します。
■電線の曲げ半径4D曲げ配線と2D曲げ配線の場合でのレイアウト比較及び電線使用長削減のイメージ
