当社では、「地域社会への貢献」を行動指針のひとつとし、地域社会との共生を目指した活動を行っています。
当社は、本社を置く福岡県久留米市の夏祭り「くるめ水の祭典」に毎年、参加・協賛しています。
約200名の社員が「1万人の総踊り」に参加し、翌日に開催される筑後川花火大会にも大電グループで協賛しています。
1万人のそろばん総踊り。
大電グループで協賛した花火
創立60周年を記念し協賛した花火がこちらからご覧いただけます。
(2011年8月撮影)
当社は、学校・教育、研究開発、文化・芸術、地域振興など広範囲にわたり寄付・寄贈を行っています。熊本地震や九州北部豪雨が発生した際には、久留米市を通じて支援義援金を寄附しました。
創立60周年記念事業の一環として、久留米市の福岡県青少年科学館に寄贈した双腕ロボット。
贈呈に対し、㈶日本博物館協会から感謝状を受けました。
創立60周年記念事業の一環として久留米市に寄贈したドライミスト発生装置。JR久留米駅に設置されています。
また、佐賀県上峰町へはプラズマクラスターおよび液晶テレビを寄贈し、上峰町から感謝状を受けました。
創立60周年を記念して、当社発祥の地である久留米事業所の一角に、社員と地域のみなさんが利用できる記念広場「かゞやきの杜(もり)」を開園しました。「心」の文字を表したモニュメントを囲み、桜・椿等四季折々の花を楽しむことができる憩いの広場です。
杜(もり)の北側、学園通り沿いに設置した時計台。
8時に「小鳥のさえずり」、12時に「ウエストミンスター寺院の鐘の音」、17時に「家路」のチャイムが鳴り、地域に時間を知らせています。
杜内(もりない)で花見を楽しむみなさん
吉田曉生第三代社長の「会社」と「社員」と「社会」、
そしてそれらの未来にかける想いを「心」の一文字で
表現しました。
弊社では、地元に関わる画家の絵画を中心にカレンダーを企画・制作し、ささやかですが、地域に根ざした文化支援活動を行って参りました。
2022年度の絵画は、佐賀県三養基にゆかりのある著名な画家・宮地 亨の『十和田湖初秋』を選定しました。
宮地氏は、世界最古の国際展ル・サロンにおいて初出品で金賞に選ばれ、その後もフランスを主舞台に活躍されました。
作品は、「鋭い感受性、繊細さ等から成る芸術であり、技巧の冴えを存分に窺わせる作品である」と称賛され、独創性を重視するフランスで高く評価されています。
本年も1年を通してご鑑賞いただければ幸いに存じます。
2022年 宮地 亨(1909~1997) Toru MIYAJI
『十和田湖初秋』
明治42年福岡県八幡市(現北九州市)に生まれ、佐賀県神埼市で育つ。
5歳の時に、和室襖(ふすま)4枚1組にした、200号大の水彩画「竜虎図」を一気に完成させ、両親他の人々を驚かせた。こうした絵の才能に注目した旧制三養基中学初代校長の前波仲尾氏が、小学校を5年終了で入学させ、「自分を生かした絵を描く事に専念しなさい」と激励。氏の後押しもあり、東京美術大学(現東京芸術大学)西洋画科へ優秀な成績で合格。同級生には世界的な画家・藤田嗣治氏、鬼才・岡本太郎氏らがいる。
帝展初入選、再入選、日展特選と活躍したのち、67歳でフランス国際展ル・サロンへ初出品。その作品は、見事金賞を受賞。初出品での 金賞受賞は、100年以上の歴史を持つ同サロン始まって以来の快挙であった。作品は世界最高の殿堂パリ国立美術館グランパレ(大宮 殿)に毎年秋の国際展サロン・ドトンヌに陳列される。ほかにも、総理大臣を務めた鈴木善幸氏、福田赳夫氏、中曽根康弘氏の肖像の依頼も受けて描いた。平成9年、88歳で亡くなった。
2021年
田崎 廣助 『晩秋の阿蘇山』
2020年
田中 一利 『加部島』
2019年
江口 登 『深秋の由布岳遠望』
制作年度 | 画 家 | 絵 画 |
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2001年 | 青木 繁 | 朝日 |
2002年 | 坂本 繁二郎 | 水より上がる馬 |
2003年 | 黒田 清輝 | 鉄砲百合 |
2004年 | 吉田 博 | 上高地 |
2005年 | 松林 千里 | 麦畑 |
2006年 | 荒野 予而栄 | 殿倉 |
2007年 | 高島 野十郎 | 春の海 |
2008年 | 田崎 廣助 | 阿蘇山の草千里 |
2009年 | 古賀 春江 | 遊園地 |
2010年 | 高田 力蔵 | 長湯ダムの秋 |
制作年度 | 画 家 | 絵 画 |
---|---|---|
2011年 | 高島 野十郎 | 春の富士II |
2012年 | 松田 諦晶 | 篠山城趾の桜 |
2013年 | 弥富 節子 | 大電の春 |
2014年 | 犀川 愛子 | 蝉時雨 |
2015年 | 青沼 茜雲 | 飛形山と櫨 |
2016年 | 樋口 善造 | 御前岳、釈迦岳を 遠望する奥八女風景 |
2017年 | 秦 強 | 宗谷岬 |
2018年 | 森田 秀樹 | 田舎道 |
当社では、毎年近隣の小学校・高校を中心に工場見学を受け入れています。
また、工業高校や高等専門学校、大学等からのインターン生を毎年受け入れており、研究開発部門や製造部門で実際の業務を体験することで、企業や社会で働く意義を考える機会を提供しています。
ロボットの動きに釘づけになる小学生たち。
このロボットは産業用ですが、体内には当社が開発した、1億回の屈曲にも耐えられるロボットケーブルが組み込まれており、ロボットの生命線となっています。
工場を見学した児童からのお礼の手紙
当社では、毎年6月5日の世界環境デー(環境省HP参照)や5月30日の「ゴミ0(ゼロ)の日」に合わせて、久留米・佐賀・上峰の各事業所で周辺の美化活動を行っています。
終業後の自主活動ですが、社員の環境に対する意識も年々高まり、3事業所あわせて毎年、約350名ほどが参加しています。
また、上峰事業所では、毎年8月に工業団地内の清掃活動を行い、綺麗な町づくりに努めています。
ゴミゼロを目指して、隅々まで掃除しました。
吉田学術教育振興会は、1985年に創業者の吉田直大が私財を投じて創設した公益財団法人で、福岡県下で科学技術の先進的な研究に取り組む新進気鋭の研究者、また児童生徒の豊かな人間性を育む教育に取り組まれている学校の特色ある学習活動に、資金的な側面から支援しています。
2020年、佐賀県に公益財団法人大電教育振興会を設立いたしました。
これまで、吉田学術教育振興会を通じて、福岡県には奨学寄附金等の地域貢献を行ってきましたが、佐賀県には3工場がありながら、財団を通じた地域貢献活動ができていませんでした。そこで、佐賀県でも奨学金給付、教材寄贈、教育振興助成金の交付の3つの事業で地域貢献活動を開始しました。
大電創業の地、福岡県久留米市の地域情報をご紹介します。
佐賀事業所が所在する佐賀県みやき町の地域情報をご紹介します。
上峰事業所が所在する佐賀県上峰町の地域情報をご紹介します。